担当者: 渡邉 雅夫
電子メール: jack.watanabe@climeon.com
未利用の排熱から発電する
発電所では発電装置から大量の熱が生じます。この熱は通常、水または空気で冷却され、排出されます。世界のエネルギーの50%超が低温排熱であり、その温度帯は70~120℃の低温度であるとされています。
Climeon Heat Powerシステムは、低温帯の排熱を回収利用し、電力を生産します。Climeon Heat Powerシステムを利用することにより、発電所の冷却費用を削減し、クリーンな電力を生産し、同時にCO2 排出量を削減することができます。


既存コスト削減の実現
発電所において、発電装置の補機は、生産された電力の3~4%を消費している場合があります。これは、典型的な120MW発電所の場合、年間3億円ほどのコストに相当します。
Climeon Heat Powerシステムを適用して発電所の排熱を再利用することにより、発電所補機の電力消費量を補うために必要な十分な電力を生産することが可能であり、結果、大きなコスト削減につながります。
環境
地熱発電のCO2排出はゼロ
投資回収期間
Climeon Heat Powerシステムは高効率で経済性が高く投資回収期間が短い
迅速で容易なインテグレーション
システムのプラグ・アンド・プレイ設計により、発電所の既存のシステムとの迅速かつ容易な統合が可能となります。
Climeon - WWF Climate Solver
毎年、世界自然保護基金( WWF)は、CO2排出削減を促進する革新的な技術を表彰するため、Climate Solverを発表しています。Climeonは、世界のCO2 排出量削減に貢献し、エネルギー効率を高めることができるHeat Power技術により、Climate Solverに選ばれました。 ClimeonのHeat Power技術が浸透すれば、年間2160万トンを超えるCO2排出量を節減できます。
柔軟で拡張可能なモジュール設計
Climeon Heat Powerユニット1機の中にある可動部品は、小型タ-ビンと2つのポンプのわずか3部品です。また、システム内は低圧力構造となっています。そしてシステム内部は低圧力です。これらシステム内部の特徴から、Climeon Heat Powerユニットの設計をコンパクトなモジュール式とすることが可能になりました。
熱源の規模、フロー、熱源付近のスペースに合わせ、150kW出力1機の設置から、ユニットを並列・直列につなげて出力を50MWまで拡張することも可能です。システムの拡張可能なモジュール式設計により、熱源規模とスペースに合わせて柔軟に出力規模を調整し、熱源を最大限に生かした効率発電を行うことができます。
Climeon Heat Powerモジュールは熱源供給状況に応じて自動的に運転開始・停止を行います。
